多段階承認フロー
このプラグインは、ウェブページ・記事・コンテンツデータに対して承認後公開を実現するプラグインです。細かな権限設定、ドラッグアンドドロップによる直感的な承認ユーザーの追加など、高度な機能を簡単な操作でワークフローの構築が出来ます。
Workflow 利用時は該当するアーカイブテンプレート(記事 / ウェブページ / コンテンツデータ)を作成してください。ページの生成が不要な場合は「公開しない」とし作成ください。
アーカイブテンプレートが無い場合、プレビュー表示等に不具合が起こる可能性がございます。
Workflowのご利用の流れは下記となります。尚、プラグインの設定などについては予め完了している前提となります。
[Workflow]では、各種通知メールに関する設定、強制公開時の通知メール設定、公開取り消し / 公開終了時の動作、公開通知、日時指定予約通知などを設定する事が出来ます。また、システムダッシュボード、サイトダッシュボードで、プラグインの設定項目は異なります。
サイトダッシュボードのメニューから、[設定]>[プラグイン]をクリックし、プラグインの管理画面に遷移します。一覧の[Workflow]をクリックして[設定]タブをクリックすると、プラグインの設定画面が表示されます。システムダッシュボードからのプラグイン設定画面は以下の通りです。
項目 |
必須 |
説明 |
---|---|---|
差し戻し時の通知メールの送り先 |
◯ |
承認依頼を差し戻した際は、差し戻したことを知らせる通知がメールで送られます。この時の通知メールの送り先を設定します。 差し戻し先のレベル/ユーザー:初期設定となります。差し戻されたレベルに所属するすべてのユーザーにメールで通知されます。 承認が取り消される全てのレベル/ユーザー:差し戻したユーザーが所属するレベルよりも下位のレベルに所属する全てのユーザーおよび承認依頼を行ったレベルに所属する全てのユーザーにメールで通知されます。 |
公開時の通知メールの送り先 |
◯ |
ワークフロー適用下で記事が公開された際は、公開されたことを知らせる通知がメールで送られます。この時の通知メールの送り先を設定します。 ワークフローに所属するユーザー:初期設定となります。ワークフローテンプレートの各レベルに設定されているユーザーおよび最初の承認依頼者にメールで通知されます。 サイトに所属するユーザー:対象のサイトに所属する全ユーザーにメールで通知されます。 ※承認依頼事に[特定のユーザー]が選択された場合は上記設定に問わず選択されたユーザーのみに通知が行われます。 |
日時指定時の通知メールの送り先 |
◯ |
ワークフロー適用下で記事が日時指定予約された際は、日時指定予約されたことを知らせる通知がメールで送られます。この時の通知メールの送り先を設定します。 ワークフローに所属するユーザー:初期設定となります。ワークフローテンプレートの各レベルに設定されているユーザーおよび最初の承認依頼者にメールで通知されます。 ブログ/ウェブサイトに所属するユーザー:対象のサイトに所属する全ユーザーにメールで通知されます。 |
強制公開時の通知 |
◯ |
ワークフロー進行中でも、管理者権限を持つユーザーは記事を即時公開することが出来ます。この状態を強制公開といいます。強制公開時に通知メールを送るかどうかを設定します。 通知を送る:初期設定となります。強制公開時に「公開時の通知メールの送り先」設定に基づいてメールで通知されます。 通知を送らない:強制公開時には通知メールが送られません。 |
「公開取り消し」時に記事を下書きにする |
◯ |
適用されているワークフローの最終承認レベルに属するユーザーは、既に公開されている記事の公開を取り消しすることが出来ます。この時に記事を下書きにするかどうかを設定します。 利用する:公開取り消し後、記事は下書き(未公開(原稿))の状態になります。 利用しない:初期設定となります。公開取り消し後、記事は最終承認レベルの承認待ちの状態になります。 |
「公開終了」時に承認ステータスを削除する |
◯ |
公開終了日時を指定して公開された記事が公開終了になった時に、承認ステータスを削除するかどうかを設定します。 利用する:公開終了後、記事の承認ステータスが削除され、下書き(非公開(公開終了))の状態になります。 利用しない:初期設定となります。公開終了後、記事の承認ステータスは保持され、最終承認レベルの承認待ちの状態になります。 |
システムのWorkflowプラグイン設定は、全てのサイト/子サイトで共通の設定となります。サイト個別に設定を行うことのできない設定項目ですので、変更の際はご注意ください。
サイトダッシュボードのメニューから、[設定]>[プラグイン]をクリックし、プラグインの管理画面に遷移します。一覧の[Workflow]をクリックして[設定]タブをクリックすると、プラグインの設定画面が表示されます。サイトダッシュボードからのプラグイン設定画面は以下の通りです。
項目 |
必須 |
説明 | 依頼を差し戻した際は、差し戻したことを知
---|---|---|
公開通知 |
◯ |
記事を承認して公開する際にシステムのプラグイン設定にある「公開時の通知メールの送り先」設定に基づき、通知メールを送るかどうかを設定します。 利用する:初期設定となります。記事を承認して公開される際に通知メールが送られます。 利用しない:記事を承認して公開される際に通知メールは送られません。 |
日時指定予約通知 |
◯ |
記事を承認して日時指定公開予約する際にシステムのプラグイン設定にある「日時指定時の通知メールの送り先」設定に基づき、通知メールを送るかどうかを設定します。 利用する:記事を承認して日時指定公開予約される際に通知メールが送られます。 利用しない:初期設定となります。記事を承認して日時指定公開予約される際に通知メールは送られません。 |
テンプレートを作成する事で、細かい役割・権限を設定することが出来ます。
既に進行中のワークフローを変更する事は出来ません。進行中のワークフローの設定を変更する場合には、一度、記事を差し戻しなどして未公開の状態にした後、再度、承認依頼を行う必要があります。
承認依頼したときのワークフローテンプレートにてワークフローは開始されますので、再度、承認依頼を行う前に、適用中のワークフローテンプレートを変更するか、別途ワークフローテンプレートを作成してサイトに設定し、適用させて下さい。
項目 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
利用先を選択 |
サイト |
サイト全体にワークフローを設定します。記事、ウェブページ、コンテンツデータ(コンテンツタイプ)全てが対象となります。 利用ステータス 利用する:サイトに対してワークフローを設定します。すでにサイトに対して [利用する] ワークフローを設定されている場合は選択できません。 利用しない:ワークフローを利用しません。利用先が重複されている場合でも設定を保存することはできます。 |
記事 |
記事にワークフローを設定します。[利用先を選択] で [サイト] が設定されている場合でも [記事] の設定が優先されます。 利用ステータス 利用する:記事に対してワークフローを設定します。すでに記事に対して [利用する] ワークフローを設定されている場合は選択できません。 利用しない:ワークフローを利用しません。利用先が重複されている場合でも設定を保存することはできます。 |
|
ウェブページ |
ウェブページにワークフローを設定します。[利用先を選択] で [サイト] が設定されている場合でも [ウェブページ] の設定が優先されます。 利用ステータス 利用する:ウェブページに対してワークフローを設定します。すでにウェブページに対して [利用する] ワークフローを設定されている場合は選択できません。 利用しない:ワークフローを利用しません。利用先が重複されている場合でも設定を保存することはできます。 |
|
コンテンツデータ |
コンテンツデータにワークフローを設定します。[利用先を選択] で [サイト] が設定されている場合でも [コンテンツデータ]
の設定が優先されます。 利用ステータス 利用する:コンテンツデータ(コンテンツタイプ)に対してワークフローを設定します。すでにコンテンツデータ(コンテンツタイプ)に対して [利用する] ワークフローを設定されている場合は選択できません。 利用しない:ワークフローを利用しません。利用先が重複されている場合でも設定を保存することはできます。 |
サイト配下に作成された子サイトにもワークフローを適用することが可能です。サイトとは別のワークフローを適用したい場合に便利です。
ワークフローが適用されている記事の削除は、ユーザーの権限に[システム管理者]、[サイト管理者]のいずれか付与されていなければ行う事は出来ません。
ワークフローが適用されている場合、編集画面の公開ウィジェットに適用されるワークフロー名が表示されます。
※表示例は記事の編集画面です。
記事を作成・編集し、承認依頼を行う場合は、以下の手順で行います。
システム管理者、もしくはサイト管理者がワークフローが適用されているウェブページ、記事、コンテンツデータを日時指定で作成した場合は承認はスキップされます。
承認依頼者が日時指定公開を目的とした承認依頼を行う場合は、以下の手順で行います。
ワークフローが進行している状態で、その記事が公開や日時指定公開待ちの状態にまで達していない場合、その記事を承認依頼したユーザー及び、すでに承認作業を行ったユーザー、承認作業を行ったユーザーと同じ承認レベルに設定されているユーザーは、編集画面から承認依頼を取り下げる事が出来ます。
作成した記事が、現在どの承認状態にあるのかを確認する事が出来ます。現在の承認状態の確認は、記事一覧から行うことが出来、すぐに状態の把握が可能です。また、サイトダッシュボードにウィジェット[サイトの状態]が追加されていると、現在の記事の承認状態が一目でわかります。ウィジェット[あなたの承認待ち]からは、自分が承認レベルに含まれる記事を確認する事が出来ます。
確認したい記事の編集画面に移動し、編集画面の中央カラム下部にある「ワークフローの進行状況」より、現在の状態を確認することが出来ます。
サイトダッシュボードを表示し、ウィジェットの「サイトの状態」内の「承認待ち」を確認します。件数をクリックすると、一覧画面へ移動します。
または、ウィジェットの「あなたの承認待ち」を確認します。表示されているタイトルをクリックすると、編集画面へ移動します。「あなたの承認待ち」はユーザーダッシュボードからも確認することが出来ます。
[編集履歴]の機能を利用して、記事の承認履歴を確認する事が出来ます。いつ、承認されたのか、また、いつ差し戻しされたのかなどを素早く簡単に確認する事が出来ます。履歴から情報を戻す事ももちろん可能です。
[編集履歴]の機能は、ワークフロー使用時以外でも可能です。
編集権限を持たないユーザーは編集履歴を確認することは出来ません。そのため、編集権限を持たないユーザーでは、編集履歴からワークフローの進行状況を戻すことは出来ないようになっています。
編集権限を持たないユーザーがすでに承認されてしまった記事を修正する場合は、「新しいリビジョンを作成する」機能を利用するか、一度最終承認者にて「公開取り消し」をしてから修正したいユーザーが編集できる段階まで「差戻し」を行った後で、対象のユーザーで編集履歴より入力内容を戻し、修正してください。
承認待ちの記事の編集画面にて承認することができます。
最終承認者は、承認待ちまたは公開待ちの記事を編集画面にて公開することができます。
承認待ちの記事を編集画面にて差し戻しすることができます。
システム管理者権限またはサイト管理者権限が付与されたユーザーの場合、[強制公開]が可能となります。
[強制公開]を行った場合は、ワークフローの途中であっても即時に公開することが可能です。
ワークフローテンプレートは以下の手順で削除する事が出来ます。
既に進行中のワークフローを削除した場合、そのワークフローが適用されていた記事全てからワークフローが削除されるわけではなく、ワークフロー及びその進行状況は維持されます。既に適用されているワークフローを削除するためには、「公開の取り消し」を行い、設定によっては差し戻しも行った上で下書きの状態まで戻して再度公開し直すか、ReplaceableVersionプラグインをお使いの場合は、新しいリビジョンを作成して、公開し、差し替える必要があります。
承認待ちをお知らせするメールの通知機能がついていますので、承認者の方も承認作業が一段と素早く行えます。
メール通知は、承認依頼時、承認申請の取下げ時、差戻し時、公開時などに行う事が出来、プラグインの設定で通知メールの送信範囲を選択することが可能です。プラグインの設定項目については、「プラグイン設定について」を参照ください。
承認依頼時はメールにて通知はされますが、メールについての設定は行うことが出来ません。
メール通知に記載されたURLから記事の編集画面を開くことが出来ますので、承認、差戻し、承認履歴の確認などを行う事が可能です。
【承認依頼】(記事タイトル)が作成されました
メールの本文
(ワークフロー名)各位
(承認依頼をしたユーザー)さんより、(記事タイトル)の承認依頼が申請されました。内容のご確認の上、承認、もしくは差し戻しを行ってください。
■ページ情報
サイト: (記事が属するサイト名)
タイトル: (記事タイトル)
作成日付: (作成日:YYYYMMDDHHMMDD)
作成者:(記事を作成したユーザー)
最初の承認依頼者: (最初の承認依頼をしたユーザー)
依頼者: (直前に承認依頼をしたユーザー)
依頼者のメールアドレス: (直前に承認依頼をしたユーザーのメールアドレス)
■コメント
(任意:承認依頼時に記載したコメント)
■確認方法
(1) ご確認のために以下のリンクをクリックしてください。
(記事の編集画面に遷移するためのURL)
(2) ブラウザに「Movable Type」の表記があるログイン画面が表示された場合、ユーザー名とパスワードを入力してログインしてください。
(3) 承認をお願いしたいページのプレビュー画面が表示されますので、ご確認の上、承認・差し戻し作業をお願いいたします。
3-1 内容に不備があり担当者へ差し戻す場合は、画面左上の「差し戻す」ボタンを押下し、差し戻し理由を記載して送信してください。差し戻しされたコメントは申請者へメールで送信されます。
3-2 承認しホームページへの掲載に進める場合は、画面左上の「承認する」ボタンを押下して、承認を行ってください。ワークフローの次の担当者へ承認依頼がメールで送信されます。
(4) ワークフローが完了した際には承認者全員にメールで通知されます。
以上
初期設定のメール内容は、各通知が届いた後の手順などが記載されているため、修正される際には必要な情報を消してしまわないよう、十分に注意して修正してください。
ワークフローの通知メールテンプレートはそれぞれ以下のとおりです。
項目 | 説明 |
---|---|
ワークフロー ‒ 公開の通知 |
ワークフローの承認後、公開時に用いれられる通知メールテンプレートとなります。 |
ワークフロー ‒ 取り下げ |
ワークフローの承認依頼取り下げ時に用いれられる通知メールテンプレートとなります。 |
ワークフロー ‒ 差戻しの通知 |
ワークフローの承認依頼差し戻し時に用いれられる通知メールテンプレートとなります。 |
ワークフロー ‒ 差戻しの通知(2) |
ワークフローの承認依頼差戻し時に用いれられる通知メールテンプレートとなります。このテンプレートは、承認依頼の差戻しが、自分より上位のユーザーに対して行われた場合に用いれられる通知メールテンプレートとなります。 |
ワークフロー ‒ 承認の通知 |
ワークフローの承認依頼事に用いれられる通知メールテンプレートとなります。 |
ワークフロー‒ 日時指定の通知 |
ワークフローの日時指定時に用いられる通知メールテンプレートとなります。 |
テンプレート内の1行目は、通知メールの件名に用いられます。
Workflow 8.03 以降は編集制限を[ワークフロー]側で制御しないよう設定できるようになりました。チェックボックスにチェックを入れることによってGetLock プラグインを強制的に有効にすることができます。
注意事項:他のユーザーが編集画面を開いている場合、編集画面にロックがかかり承認者が承認出来ない場合があります。